浅野歯科医院 / 市原市八幡宿 【テレビで話題の治療法】
医療技術は日進月歩で、過去では困難とされていた技術がどんどん可能になってきています。また、テレビの情報番組では「画期的な治療方法」とか、「最新の治療方法」といったサブタイトルがついた、医療の様々な分野における治療方法が紹介されています。歯科も例外ではありません。見ている人にとって、非常に分かりやすく、適切である内容も多くある反面、情報ばかりが先走り必ずしも正しいとは限らない内容や、今までの治療法を変更する大きなメリットが無いと思われる方法も紹介されています。現段階での当院の考え方を踏まえて、いくつかご紹介したいと思います。※以下の内容はあくまでも当院の考え方です。※内容詳細について、お電話での問い合わせはご容赦ください。●歯周病をうがいで治す方法 (当院での取り扱いはありません)歯周病の治療開始前に抗生物質(ジスロマック:化膿止め)を内服し、歯ブラシ時にうがい薬として抗真菌剤(抗カビ剤:ファンギゾンシロッップ・ハリゾンシロップ)を使用する方法です。歯周内科といわれています。抗生物質を服用すると、お口の中のバイ菌が「一時的」に減り、歯周病の症状は「一時的」に軽減しますので、当院でも腫れて膿がたまっている場合などには使用しますが、抗生物質で歯周病は完治しません。また、うがい行為自体はお口の中のバイ菌数を減らせるのですが、うがい薬に抗カビ剤を使用する事は現段階では疑問符が付きます。何故なら、カビ菌が歯周病の原因菌として科学的に証明されていないからです。日本歯周病学会においてもこの治療法は否定されています。そもそもの効果が疑問という点に加え、抗カビ剤をうがい薬として長期連用した場合の副作用も不明な点が多い為、当院でこの治療法は行っていません。今後導入の予定もありません。※抗カビ剤ではなく、歯周病菌に対して殺菌力のあるうがい薬を、通常の歯周病治療に補助的に用いる事はあります。●3Mix法・3Mix-MP法 (当院での取り扱いは現在の所ありません)ある特定の抗生物質を虫歯に作用させて、虫歯を削らないで治す、または今までであれば神経を取る治療が選択されていた虫歯でも神経を残す事ができる方法という紹介がされています。(よく勘違いしてしまうのは、この方法により虫歯の穴がふさがるわけではありません。)テレビで紹介された様に、虫歯を全く削らないというのは不可能だと思います。しかしながら、神経を保存できればそれに超したことはありません。今後、メリットが確認されれば導入を検討したいと思いますが、現段階で導入しない理由を簡単にご説明します。(1)今まで使われていた神経を保護するお薬と比較して、効果そのものが疑問視する研究がある。(まだ発展途上の治療法である) (2)3Mixは3種類の抗生物質を歯科医師が独自の判断で混ぜ合わせて作ります。出来上がったお薬として販売されていません。それぞれの抗生物質としての作用は、厚生労働省によって認められており、様々な感染症に用いられています。 しかしながら、これらを混ぜ合わせ虫歯に用いるといった方法やその有効性は、正式には認められていません。使用する歯科医師の自己判断、自己責任で行われている治療法の為、保険が効きません。また保険治療との併用もできません。以上の様な点から、当院ではこの治療法は行っておりません。●ヒールオゾン (当院での取り扱いはありません)オゾンの高い殺菌力を利用して、虫歯や根の消毒を行う治療法です。虫歯をあまり削らずに、残した虫歯を殺菌するという考え方は3Mixと同様です。治療機器(オゾン発生器)は歯科の有名メーカー(カボ社:ドイツ)が販売しています。非常に高額な治療機器ですが、欧米では有効性から多くの歯科医師が使用しているそうです。 残念ながら日本では、医療機器としての認可はされていません。
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副院長の歯科の話
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