浅野歯科医院 / 市原市八幡宿 【電動歯ブラシの落とし穴】

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 電動歯ブラシの落とし穴 
電動歯ブラシが日本で普及するようになって20年近く経ちます。
ブラシの動き方、その早さなどの違いにより多くの製品が存在します。
価格帯も100円ショップで購入できるものから、数万円する商品もあります。

電動歯ブラシは毛の付いている部分(ヘッド)が回転したり、前後運動しますが、ヘッドが動かずに毛が超微振動する歯ブラシに、
音波ブラシがあります。
単なる機械的な清掃効果(ブラシによる汚れのこすり取り)だけではなく、音波振動によって、虫歯や歯周病の原因菌が歯に付着する事を阻害する効果があると言われています。
音波ブラシも含めて電動歯ブラシは、「正しく」使えば手用歯ブラシよりも効果的にブラッシング出来ます。
しかしながら、この「正しく」というのが意外にも難しく、使い方によっては落とし穴になります。

よく「電動歯ブラシはどうなんでしょうか?」という質問を受けることがあります。 私は以下の様に考えます。

1. 普通の歯ブラシを正しく使えなければ、電動歯ブラシを効果的に使うことは出来ない。
2. 普通の歯ブラシが上手く使えれば、それで十分。(電動歯ブラシの付加的な効果は否定しません)

理由の一つとして、よくある例ですが
「電気で動いているのだから、手で動かすより効果的」という、妙な安心感が落とし穴につながります。
電動歯ブラシを歯に当てると、結構振動があります。
正しく当たっていれば問題ないのですが、この振動が磨けているという勘違いを起こしやすく、
実際には磨けていない事が少なくありません。
また音波歯ブラシは、普通の歯ブラシと比較して、ブラシがかなり軟らかい製品が多いです。
汚れを落とすには適度な力が必要ですが、軟らかすぎるブラシを何となく当てているだけでは汚れは落ちません。

適切に汚れを落とすには、それなりにコツが要ります。これは普通の歯ブラシと同様です。
従って、電動歯ブラシを使用する際は、実際に汚れが落ちているかどうか、
歯科医師や歯科衛生士による確認が必要不可欠であると思います。

確認の際、磨き残しを赤く染め出します 。
その汚れを取るとブラシがわずかに赤く染まりますが、その後の使用に問題はありませんし、電動歯ブラシのヘッドは消耗品です。
電動歯ブラシを上手く使いこなせれば、ブラッシング時間の短縮にはなりますし、付加的な効果もあると思います。
電動を歯ブラシをお使いの方は、是非一度チェックしてみましょう。

電動歯ブラシは正しく使えばお口の健康増進に有効です。
また、手が不自由で普通の歯ブラシではブラッシングが難しい方には、大変効果的であるという事を付け加えておきます。
 

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